DIGITAL FIELDWORK / 01
尾張OWARI
現在の愛知県西部
一宮から、尾張を巡る。

尾張の3D資料
7 RECORDS / SELECT TO EXPLORE
COLLECTION / TIMELINE
尾張の時間と、のこるもの。
スクロール、または時代を選んで。
風景とともにたどり、気になる形から3D資料へ。
01
原始
旧石器・縄文・弥生 / 旧石器時代〜3世紀ごろ
自然とともに暮らす生活から、米づくりの村へ。土器の形や模様に、暮らしと表現の工夫がのこります。
3D ARCHIVE / 01弥生式土器
弥生時代後期 / 一宮市
原始の歴史・背景を読む
尾張には、旧石器時代から人々が暮らしていました。縄文時代の人々は、木の実を集めたり、動物や魚をとったりして生活し、土器を使いました。
弥生時代になると、伊勢湾沿岸にも米づくりが広がります。村が大きくなり、道具づくりやほかの地域との交流も進みました。土器の形や模様から、当時の暮らしや表現の工夫が見えてきます。
- 弥生時代
- 朝日遺跡の大きな村現在の清須市・名古屋市にまたがる集落。村を囲むほりや、ものづくりの跡が見つかっています。
- 弥生時代後期
- 美しく飾られた土器伊勢湾周辺では、細かな線と赤い彩色を組み合わせた「パレススタイル土器」が作られました。
02
古代
古墳・飛鳥・奈良・平安 / 3世紀ごろ〜12世紀末
各地に大きな古墳が築かれ、やがて尾張国が形になります。石室や石棺は、当時の技術と地域のつながりを伝えます。
3D ARCHIVE / 02岩塚古墳・石棺
古墳時代後期 / 一宮市
3D ARCHIVE / 03七つ石(剣研石)
史跡・古代にまつわる伝承 / 一宮市
3D ARCHIVE / 04酒見神社・磐船
社寺・酒造の伝承 / 一宮市
七つ石・酒見神社の磐船は、古代に関わる伝承からたどる資料です。石そのものの制作年代を示す分類ではありません。
古代の歴史・背景を読む
地域を治める有力者たちは、ヤマトの政権とつながりを持ち、大きな墓である古墳を築きました。尾張でも、墓の形や一緒に納めた品々から、その力や交流の広がりを知ることができます。
やがて、法律に基づいて全国を治める仕組みが整うと、尾張は「尾張国」という行政の地域になります。今の稲沢市には、政治の中心となる国府が置かれ、国分寺・国分尼寺も建てられました。
- 4〜6世紀ごろ
- 各地に築かれる古墳犬山の東之宮古墳、名古屋の断夫山古墳など、尾張の各地に有力者の墓がのこります。
- 奈良時代
- 稲沢が政治・文化の中心に741年、全国に国分寺を建てるよう命令が出されます。尾張国分寺跡も、当時の国づくりを伝えます。
この時代の出典・参考資料
03
中世
鎌倉・南北朝・室町・戦国 / 12世紀末〜16世紀後半ごろ
武士が土地と政治を担う時代へ。尾張では織田氏が力を持ち、信長は清須を拠点に勢力を広げます。
この時代の3D資料は準備中です。
中世の歴史・背景を読む
鎌倉時代以降、武士が土地の管理や政治を担うようになります。室町時代の尾張では、国の軍事・警察を担う守護を斯波氏が務め、その仕事を現地で助ける守護代として織田氏が力を持ちました。
戦国時代になると、織田信長が清須を拠点に勢力を広げます。尾張の城や城下町は、政治や戦いの舞台になり、やがて全国の歴史とも深く結びついていきます。
- 室町時代
- 尾張の政治を担った二つの家守護の斯波氏と、守護代の織田氏。武士の役割や力関係も、時代とともに変わっていきます。
- 1555年
- 信長が清洲城へ織田信長が那古野城から清洲城へ移り、尾張での重要な拠点としました。
この時代の出典・参考資料
04
近世
安土桃山・江戸 / 16世紀後半〜19世紀後半ごろ
美濃路と木曽川が交わる起。人やものの往来を支えた、渡船場の記憶をたどります。
3D ARCHIVE / 05起渡船場跡
江戸時代からの交通史 / 一宮市
近世の歴史・背景を読む
戦国の争いを経て、江戸時代には尾張徳川家が治める尾張藩が成立します。徳川家康の命令で名古屋城が築かれ、清須から人や寺社などが移る「清須越」が行われました。名古屋は、尾張の政治や商いの中心になっていきます。
一方、一宮の周辺では街道と市が人やものを結びます。木曽川と美濃路が交わる起は宿場町としてにぎわい、一宮の「三八市」では日用品や綿織物が売り買いされました。
- 1610年
- 名古屋城の築城が始まる城だけでなく、武家屋敷・町家・寺社を配した新しい城下町もつくられていきます。
- 江戸時代
- 起宿と美濃路のにぎわい東海道と中山道を結ぶ美濃路。旅人が泊まり、川を渡る場所が、一宮にもありました。
この時代の出典・参考資料
05
近現代
明治・大正・昭和・平成・令和 / 1868年〜現在
織物づくりの工業化と、尾州産地の発展。工場や煙突は、まちの産業と働く人々の記憶を伝えます。
3D ARCHIVE / 06鋼製耐震煙突
明治時代・1908年竣工 / 一宮市
3D ARCHIVE / 07D51形蒸気機関車
昭和時代・1943年製造 / 一宮市
近現代の歴史・背景を読む
明治時代以降、織物づくりの工業化が進みます。一宮や尾西では、以前からの綿・絹織物に加えて、洋服に使う毛織物の生産が広がりました。動力で動く織機や、糸をつくる・染める技術が、産地の発展を支えました。
戦争による大きな打撃を受けながらも、戦後には生産が回復します。その技術は、今の尾州の織物へと受け継がれています。まちにのこる工場の建物や煙突も、そこで働いた人々の歴史を伝える資料です。
- 明治〜大正時代
- 毛織物の産地へ一宮周辺で織物の生産が近代化。尾西では大正時代中期に動力織機の導入が進みました。
- 現在へ
- 受け継がれる尾州の生地一宮を中心とする産地の生地は、国内外のファッションブランドにも使われています。
この時代の出典・参考資料
時代の区切りはおおよその目安です。各時代の詳しい説明と出典は「歴史・背景を読む」からご覧いただけます。
風景画像の出典・撮影情報
各時代にゆかりのある現在の史跡写真と、地域を描いた絵図を掲載しています。写真は当時の風景そのものではありません。冒頭の鳥瞰図は1936年の名古屋を描いたものです。背景では画像を画面に合わせてトリミング表示し、文字を読みやすくするために明暗を重ねています。画像自体の内容は変更していません。
- 原始:朝日遺跡の現在の風景(清須市)
Biwajima / 2026年撮影
掲載元・原資料 ↗ / CC0 1.0 - 古代:岩塚古墳・石棺のレプリカ(一宮市)
UTUTU PROJECT / 現在の史跡写真/撮影年未確認
UTUTU PROJECT - 中世:現在の清洲城・模擬天守(清須市)
baggio4ever / 2013年撮影
掲載元・原資料 ↗ / CC BY 3.0 - 近世:「尾張名所図会」枇杷島橋
岡田啓・野口道直『尾張名所図会』 / 1880年刊の図版/江戸の街道を伝える絵図
掲載元・原資料 ↗ / Public domain(Commons掲載情報) - 近現代:吉田初三郎「名古屋市鳥瞰圖」
吉田初三郎/UTUTU PROJECT / 1936年
UTUTU PROJECT
地域と時代をつなぐ、デジタルフィールドワーク。
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